花京都きもの学院情報

金沢 加賀友禅研修旅行

おはようございます。春の着付け無料講座、お申込み、お問い合わせ、資料請求いただきありがとうございます。4月は、一部定員まであとわずかのクラスがございます。
さて、3月4日、5日と御茶ノ水校の講師、生徒さんと金沢へ加賀友禅へ研修旅行へ行ってきました。
北陸新幹線が開業して、東京から金沢へ行くのは、ほんとに便利になりました。
ただひとつ、難点なのが電波が悪いところ。
車内で将棋ウオーズを楽しんでいたのですが、圧勝だったのが、電波が届かずまけるということを繰り返し、意気消沈。勝ち負けのあるスマホゲームはおすすめしません。

金沢へ到着後、すぐに加賀友禅団地へ向かい、加賀友禅ながし館へ向かいました。
昔は、川で友禅流しを行っていましたが現在は、人工の施設で行っています。
たまたま友禅流しを見学することができました。生産量が激減し、いつもすることはできないそうです。

巨大な人工の川に浸る加賀友禅。

説明を熱心に聞き入る講師と生徒さん。

友禅流しの水は、天然水で飲むことが可能。

職人さんが一か所づつ、糊を落としていきます。

そのほかに蒸しの作業など、貴重な場面を
拝見させて頂きました。機械類がだいぶ、古くなって
交換するにも投資がという、現実的な問題も聞きました。

お昼は、卯辰山の山頂付近でランチ、金沢の景色を
一望しながら、楽しみました。金沢名物、治部煮もあります。

その後、女流作家の松島由美先生の工房へお邪魔しました。

きものの構図から下絵、また下絵を描くにはなぜ、青花を使わないといけないのか?熱心に抗議していただきました。
松島先生は、加賀友禅という伝統工芸と日展作家という相反するものを両立させるという試みを挑戦しておられる作家さんで、生徒さんが友禅体験している間、私は先生といろいろお話させていただきました。

加賀友禅の体験です。

お弟子さんにぼかしの入れ方などを丁寧に学びます。
加賀友禅のできるまでの大変さ、創作することの苦しみ、色々なことを学びました。
夜は地元お勧めの居酒屋で食事を楽しみましたが、お酒が入って写真はございません。

2日目は前田利家ゆかりの尾山神社へ。地元の方の参拝場所として親しまれています。

紅梅が綺麗に咲いています。

そのまま、金沢城へ向かいました。
公園で休憩しながら、ゆっくり話を。

お昼からは東茶屋街へ。観光客でいっぱいです。
きものレンタルも多くて、賑わっていました。

生徒さん、ご所望の金粉くずきりを。


名物、金箔の蔵も見学。

あっという間の2日間でした。
呉服業界に構造的な問題があるにしても、伝統工芸の衰退は深刻で、改めて考えさせられました。

追記
帰りに生徒さんと話をしたことです。
2016年、秋入学で上級コースに進級した生徒さんが『認定証授与式へスーツで参加するつもりだった。』と聞いて、私は唖然としたのですが、もっと唖然としたことがそれが一人ではなかったということです。
着付教室なので、証書授与は着物なのは当たり前だと思っていましたが、そうではなくなってきたのか?無料講座受講して終了の方は、そういう考え方でもいいと思いますが授業料を支払い、少なからず時間を使っているので、多少なりとも自分のものにしていかなければ、意味がないのではないでしょうか?
おそらく着付という記号を消費しているだけなんでしょうね。
着付を記号として消費するだけなら、you tubeでも見て、ご自宅で練習すれば、いいでしょうし、よく口コミにも書かれている、着付教室なんか通わなくても、本読んだり、動画見れば、着物を着られるようになるというのも、 『自己満足のレベル』で着ることができる。

なら、全く間違いではありません。ただ教室を構えて、免状も出している以上、自己満足レベルのものを講師は教えていません。

最近は、安価なものが大量に出回っているので、人間の考え方も安価になってきているのか、どうも自己満足のレベルとそうでないレベルの
区別がつかない人が多いようです。生徒さんも他の学びの場で似たようなことがあったと言っていましたが、花 京都きもの学院は人間性の劣化は防いでいきたいと改めて思いました。

 

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