
秋の着付け無料講座、お申込み、お問い合わせ、資料請求いただきありがとうございます。11月開講の着付無料講座は、定員に迫る教室も増えてきました。

先日は、東京 曳舟にある江戸小紋博物館で江戸小紋の型おき 型染体験に行ってきました。
花 京都きもの学院は正統派の着付教室として
着付技術の向上
着物の知識の向上
着こなしの向上
の三つを掲げておりますが、今回は、その中の「着物の知識の向上」です。

染料の説明後、実際に使う糊で糊おきの練習を行います。
染料につかう糊は、もち米などをいろいろと配合した各工房秘伝のものです。

糊おきの練習の後は、実際に生地に型をおいて
型染の練習です。
何と、こちらの江戸小紋博物館では、実際に使われている型を練習に貸し出すとのことで、非常に貴重な体験をさせていただきました。

型染の最大の難関は、ほしと呼ばれる継ぎ目に正確に合わせる作業でこれにみんな、大苦戦。
「ほし」は、上に2か所、下に2か所、合計4か所が基本です。ほとんど、1mのない小さい穴です。

中々、正確に合わせることができません。
プロの染職人は、着物一反約12mを切れ目なしに染めるので、あらためてすごいものだと実感しました。
江戸小紋を染める工程の中でも、この「ほし」をあわせる作業が最も難しいとされています。
岸学院長も、ほし合わせに挑戦中です。

最後は、自分で使った型でランチョンマットを染めます。

職人の手直しなし、一発合格の白崎教室長。
染職人や、型を作っている伊勢白子町の型彫職人の継承問題を改めて感じ、技術の保存と共に
高度な職人技術に対する尊敬と地位向上の課題を感じました。
ただ今回の体験では、若手の職人さんも多く活躍しているのを見ることができてよかったです。