花京都きもの学院情報

八幡堀めぐり

1ヶ月ほど前になりますが、9/26(土)に生徒の皆さんと滋賀近江八幡へ行ってきました。

高槻駅からJRとバスを乗り継いで1時間ほどで八幡堀へ。

石畳の階段を降りるとスタッフさんがお出迎えして下さっていました。ソーシャルディスタンスを保つため、2艇に分かれて乗船し、約30分ほどの八幡堀クルーズを楽しみました!クルージング中、釣り人やすれ違う船のお客様と手を振り合うのも楽しかったです。

八幡堀は古くから歴史があり、ドラマの撮影などにも使われています。佐藤健さん主演の「るろうに剣心」のロケにも使われたとしてご存知の方もいらっしゃると思います。豊臣秀次が築いた八幡堀は琵琶湖とつながっており、商業用のものを運ぶ船が行き来していたそうです。

船から見る景色は歩いて見る景色とは視線が下がる分一味異なり、水面と船と石垣と自然の風景が味わい深かったです。

乗船場すぐの景色!屋形船なので、船が額のように景色を切り取ってくれます!

 

柳と石垣と白壁。風情溢れる街並みです。
旧中川煉瓦工場の煙突。高さが約30mある煙突は煉瓦でつくられており、「イギリス積み」と呼ばれる積み方がされているそうです。
琵琶湖との境界です。奥は琵琶湖の水位だそう。水位に差があるなんて知らなかったです。
集合写真を。コロナ禍のため職業柄不参加の生徒さんもおられました。より多くの方に参加して頂けるような状況になることを祈ります。

 

その後、お堀すぐの「和でん」さんでランチを。「和でん」さんは八幡堀めぐりコースも提供されており、私たちもこちらの和船に乗らせていただきました。

近江牛のすき焼き、またはしゃぶしゃぶ御膳を頂きました!近江八幡名物の一つ、「赤こんにゃく」も美味しく好評でした。

玄関にはサインが。一番右の鈴木福君のサインに和みました。
近江牛しゃぶしゃぶ御膳。糸こんにゃくにも赤こんにゃくが使われていました!
掛け軸は「和敬清寂(わけいせいじゃく)」。茶道の心得を示す標語で、主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にするという意味で、千利休の定めた「和」「敬」「清」「寂」を表す「四規」として重要視しているそうです。

バスで一駅の「新町(しんまち)通り」へ。約2㎞前後に渡って続く新町通り周辺は、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されています。和装がとても映える近江商人の町並みを散策しながら、重要文化財にも指定されている旧西川家住宅を見学しました。

西川家は豊臣秀次の近江八幡城下町建設時から住みついたと伝わる近江商人で、畳表、蚊帳などを広く扱った商家だそう。旧西川家住宅は店の部分と居宅部分に分かれており、突き出した座敷玄関を持っているのが特徴です。壁を黒く塗り、トガ材を使った京風建築の2階建家屋は、どっしりとした構えで、江戸時代中期頃の建築と推定されています。見かけより奥行きが広く、庭に植えられた木々の周りに飛び石が巡らされ、地面には苔が生えています。近江商人の隆盛ぶりを偲ぶことができ、国の重要文化財に指定されています。

店の部分は展示フロアになっており、人間国宝に認定された、近江八幡市出身の染織家の志村ふくみさんの作品、そして当時の豪華なおままごとセットなどが展示されていました。
番頭が座る帳場もあり、その帳場格子の近くにはそろばんが置かれていました。昔のそろばんは五つ玉。五つ玉のそろばんは江戸時代から昭和の初めに使われていたそう。(ちなみに現在のそろばんは四つ玉というそうです。こういったことも初めて知りました)

また、丁稚奉公の方々に与えられていた屋根裏部屋へ続く梯子が!!!!梯子は折り畳めるように、そして梯子をかける部分も下から引き戸で閉められるようになっていました。
それは丁稚奉公の子供たちが逃げ出すのを防ぐためだと知り、閉じ込められるような生活を送っていた当時の子どもたちはとても窮屈な思いをしていたことが容易に想像つきました。
生まれが違うだけで、こんなにも格差があるんだということを先ほどの豪華なおままごとセットとの比較で暗に表現されているように感じました。

西川家の家訓は「先義後利栄・好富施其徳」。義理人情を第一とし、利益追求を後回しにすることが商売繁盛となり、得られた富に見合った人間形成を行えと説いています。これは現代にも通ずる理念であり、人と人とのつながり、ご縁を大切にし相手の求めることに耳を傾けそれを提供する努力のできる人でありたいと改めて思いました。

旧西川家住宅は重要文化財のため、敷地内撮影禁止だったので、写真を添えてご紹介できないのが残念です。

コロナ禍でのお出かけでしたが、コロナ禍だからこそ海外観光客など日頃の賑わいとは違った静かな観光を楽しめました。

ご参加頂いた皆様ありがとうございました!!!!

次回は10/31(土)に行われる、認定式(認定書授与式)の様子をお届けします。

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