
秋の着付け無料講座、お申込み、お問い合わせ、資料請求いただき
ありがとうございます。
先日は、花 京都きもの学院 高槻校の講師が、京都で
唐織のメーカーさん、永治屋清左衛門さんの本社ギャラリーにて
唐織と小袖の研修会を行ってきました。
花 京都きもの学院は 正統派の着付け教室として、
自分が着る自装、他人に着せる他装、着物に対する知識とセンス、
この三つがどれも向上するよう、日々努めています。
着付け教室はどうしても着物に対する知識やセンスを後回しにしがちですが、
花 京都きもの学院ではこちらもきちんと学びます。
インターネットや動画などで学びやすくなりましたが、やはり百聞は一見に如かず。
実際に見て、学ぶことにまさるものはございません。

まずは、絹糸の勉強。現在は、品種改良され、大きな繭からたくさんの糸が
とれるようになっていますが、安土桃山時代の蚕は小さく、細い。
紡ぎだすのに非常な労力がかかります。
実際の糸を触って、その違いを勉強しました。

こちらは、動画で絹糸を精錬し、紡いでいく様子を
学びました。高槻校の講師も、唐織の着物ははじめてだった
ので非常に熱心に学んでいました。

永治屋清左衛門さんは、着物制作の一方、ライフワークとして
国や美術館、博物館からの復元依頼にお応えして、数々の小袖
などを復元しています。高い技術力がなければ、依頼が来ることが
ないので、こちらは本当にすごいことだと思います。
今回は、小袖の成り立ちや着装についても議論を交わしました。
小袖の着装については、議論が大白熱。
やはり先生方は、着付けになると熱くなりますね。

ジャガード織機を使って、織物の説明。
ジャガード織機の仕組みを説明してもらい、
実際に織る工程を見せていただきました。
こればかりは、やはり実際に見学させてもらうのが一番ですね。
午前中の2時間ほどでしたが、非常にたくさんのことを吸収させて
いただきました。
花 京都きもの学院 高槻校は立地柄、京都とも近いので、
着物を着ておでかけ、研修会など、どんどん工夫して
自分が成長できる着付け教室を目指していきたいと思います。
講師の皆様、大変お疲れさまでした。