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新宿校 4/6(土)10時クラス 御茶ノ水校 4/10(水)19時クラス 恵比寿校 4/13(土)10時クラスはおかげさまで定員となり受付を締め切りさせて頂きました。
引き続き、他クラスにて受付を募集しております。
さて、先日はご縁があり 愛知県の有松へ有松絞の見学へ行ってきました。
有松は、江戸時代初期の慶長13年に竹田庄九郎によて誕生されたといわれ、尾張藩が藩の特産品として保護されました。
旅人が故郷への土産にと、こぞって絞りの手ぬぐい、浴衣を買い求め、これが名産品となり北斎や広重の浮世絵に書かれたものが名物有松絞と記してあります。
今回は、街並みを写真に収めることはできませんでしたが、街並みも風情があって大変素敵です。

有松絞の技法は100に及ぶとされ、日本の絞り生産地の90%を占めていると言われています。基本的には京友禅と同じく分業です。

こちらは蒸しの作業

鹿の子絞り。鹿の子絞りは、最終的に2名が端を持って、ひっぱって糸をほどく。
という作業を行うのですが、今回は、工房のお計らいで特別にその糸をほどく、作業を貴重にも体験させてもらいました。

奥が私です。無駄な力が入ったり、動作が大きすぎて、えらくご迷惑をおかけしました。手にまめができるのもうなづけます。
やはりいつでも制作現場は大変です。
有松絞も絞っている方が80代以上とこれまたよくある伝統産業の光景で後継者育成のために取り組みをしているようですが、やはり常に
ひっかかるのが賃金の問題で、なり手が少ないそうです。
生産者側の適正利益については、取り組みをしていかないと、いけないと改めて感じました。
また有松には訪れて理解を深めたいと思います。